授業で地元の特産「三和ぶどう」の栽培体験をしている福知山市三和町菟原中、菟原小学校（奥田正雄校長）の3年生10人が23日、学区内にあるブドウ園で間引きや袋かけをした。

　体験場所は大身の生産農家、西村節さん（78）のブドウ園。5、6月には1回ずつ、種なしブドウにするためのジベレリン処理もした。

　児童たちは、37年間ブドウ栽培をしている西村さんから、「1房70−80粒にするため内側の実を取って」と教わってからハサミで1粒ずつ丁寧に切り取る間引き作業をした。

　また、病害虫予防のための袋かけをして、肩や首が痛くなることなども知り、生産者の苦労を感じ取っていた。

　山崎日和さんは「袋かけのとき、最後に針金でまくところが大変だった。大きいブドウに育ってほしい」と話していた。

　9月には収穫体験をする予定。

写真=ハサミで一粒ずつ切り取る児童