児童科学館やスポーツ施設が集まる福知山市猪崎、三段池公園内にある全面芝生張りの大はらっぱ(面積4・3ヘクタール)にシカのフンがたくさん落ちていて、管理する市都市緑化協会が対応に苦慮している。
大はらっぱは、天気が良い平日や土、日曜日を中心に多くの利用があり、家族連れらがビニールシートを敷いて弁当を広げる憩いの場。近くには子どもが遊具で遊べるわんぱく広場もあり、人気スポットとなっている。
緑化協会によると、シカのフンが目立ち始めたのは今年4月初めからだという。5月連休ぐらいまでは特に多く、職員が清掃しているものの、「取っても取っても完全には拾い切れない」状況だったという。
ピーク時に比べると最近はやや減ってきたが、6月上旬に訪れた利用者は「至るところに落ちていて、座る場所を探すのも一苦労でした」と話していた。
同じ三段池公園内では、市植物園が花を食い荒らすシカの被害を防ごうと、今年4月に園に柵を設置したばかり。しかし、動物園に向かう通路にある市民の花壇などは被害を受けているほか、近隣の田畑の被害も深刻だという。
緑化協会では看板を設置し、利用者に注意を促しているが、「夜間に入っていると思いますが、植物園のように柵で囲うことはできません。気が付いたら職員が清掃するしかない」と話している。
写真=注意を促す看板を設置している
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