福知山市雲原の雲原川で、7月20日にドラム缶転がしタイムレースを開催するのを前に、レースのルールや転がし方などを伝える教室が14日に開かれた。20人が参加し、いろいろな知識を深めた。
レースは、地域活性化に取り組む雲原砂防イベント実行委員会(曽根洋一実行委員長)が、毎年「海の日」に催していて、9回目を迎える。これまで、当日のイベントだけだったが、砂防やイベント開催の思いなどを多くの人に知ってもらおうと、初めて教室を企画。併せて、好記録を出せるよう指南もすることにした。
参加者は初めに休校中の公誠小学校で座学に臨み、雲原砂防の歴史や地域活性化にかける取り組みなどを学んだ。川の中でドラム缶をうまく転がすための方法も教わった。
このあと、小学校の前を流れる雲原川へ行き、実技があった。思いおもいに水の中で転がしてどんなものかを知り、スタートダッシュやリレーの仕方なども体験した。
実行委のメンバーは、川が深いところではドラム缶が浮いてうまく転がらないため、コースを見極めることの大切さや、転がす距離が長いことから、できるだけ体をぬらさず体力を失わないようにすることなど、大切なポイントを伝授していた。
教室に参加した大槻浩子さん(51)と大槻由美子さん(48)=ともに綾部市=は、中丹太鼓おもてなし隊としてレースに出場する予定で、「出るのは初めてなので、コツが分かり参加して良かったです。優勝をめざして頑張りたい」と話していた。
これまでの最高タイムは、テレビ番組のナニコレ珍百景チームが出した1分48秒01で、実行委は「この記録を打ち破り、番組が新記録へ再挑戦するように仕向けたい」と、参加者にレースでの奮闘を呼びかけていた。
■レースの参加者を来月17日まで募集■
レースは7月20日午前9時から、雲原川の特設コースで開く。一般の部(4人1組)、ちびっ子大会、親子大会があり、実行委は7月17日まで参加者を募集している。参加費は一般が1組3千円、ほかは1人200円。
また、魚つかみ大会もある。参加費は1人1バケツ200円。当日の開会式後から先着100人を受け付ける。地域特産市うまいもん屋台も出る。
申し込みは、インターネットの「雲原村」のブログから。問い合わせは、実行委の鎌田さん、携帯電話090・1900・2048へ。
写真=鬼のコスチュームで参加し早くも意気込みを見せる人も
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