福知山市中ノ、市厚生会館で6日午後2時30分開幕の第7回狂言を観る会福知山公演で、狂言師に指導を受けた市民11人が舞台に立つ。小学1年生から社会人まで、それぞれに本番へ向け、合同練習に励んできた。福知山狂言会主催。市、両丹日日新聞社など後援。
公演は重要無形文化財総合指定保持者の小笠原匡さんらが「因幡堂」「舟ふな」「茸」を演じることになっていて、市民は「茸」に出演する。
2、3人で演じる演目が多い狂言の中で、「茸」は大人数が必要な珍しい演目。庭に不気味なキノコが生えたので山伏に祈祷を頼むが、山伏が祈祷をするほど、キノコが増えるという筋になっている。
市民が演じるのは、このキノコ。すげ笠をかぶり、面をつけて次々舞台に登場してくる。元気に飛びはね、偉そうにしている山伏を困らせ笑いを誘う大事な役目で、4月4日からこれまでに4回の合同練習を重ねてきた。
小笠原さんから「狂言は昔から伝わる喜劇。決まり事もたくさんある」との基礎知識を教わった後、実技指導を受け、足の運びなど少しずつ動作を覚えていった。
足腰への負担が大きく、大人にはきつい姿勢が続くが、小学生たちは「おもしろい!」と笑顔いっぱい。本番当日に、おさらいの合同練習をしてから舞台に立つ。
福知山公演は高校生以上2千円、小中学生1500円(当日各500円増)。メガネのマキノ、福知山商工会議所、福島文進堂で扱っている。2500円の指定席も若干残っている。問い合わせは電話0773(22)8955、マキノ内の福知山狂言会。
写真=小学生たちも大人と一緒に小笠原さんから狂言の指導を受ける
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