第2回公立大学設置準備委員会(委員長・古山正雄京都工芸繊維大学長)が1日、福知山市西小谷ケ丘の成美大学で開かれた。市が来春の開学を目指す公立大について、助言や提言を行うもので、今回は教学内容・学修計画案、学生募集計画案などが示された。
市の説明では、大学の基本理念に「市民の大学、地域のための大学、世界とともに歩む大学」を掲げ、「地域に根ざし、世界にはばたく人材の育成を目指す」とした。
また開学初年度は、現行の学部名を引き継ぐ予定だったが、変更が可能として、「(仮称)地域経営学部」でスタート。1回生から授業にフィールドワークを取り入れるなど、アクティブな教養教育を展開する。
さらに理事長と学長は分離せず、兼務する一体型を採用するほか、16年度から「(仮称)北近畿地域連携センター」と「(仮称)市民学習・キャリア支援センター」を設置する方針を明らかにした。
学生募集では、初年度の定員50人に対し、入学志願者数400人以上を目標に掲げ、近畿地方を中心に延べ1千校の高校訪問をするなどして、達成に努めるという。
次回は7月下旬に市内で開く予定。定款や大学名の最終案などを示すことにしている。
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