台風による増水で中央部分が由良川に落下した福知山市大江町、有路下橋（三河橋）の災害復旧工事が終わった。6月2日午前10時に開通する。

　三河の国道175号と二箇下の府道舞鶴福知山線を結ぶ1955年製のコンクリート橋。川の水位が上がると水中に沈んだようになって水流を受け流し、落下を防ぐ潜没橋だが、一昨年10月の台風27号の際には、大量のゴミが引っかかって水流に耐えきれなくなり、橋脚が倒れ落下した。

　地元の人たちがよく使う生活道路のため、落下後は不便が続いていた。

　復旧工事では、橋脚5本を鋼製に造り直してコンクリート製の橋を架けた。工事延長は90メートルで、道路幅は3・5メートル。事業費は約7億円。


写真＝落下部分の災害復旧を終えた有路下橋（三河橋）