梅雨の出水期を控え、福知山市は昨年の8月豪雨で内水被害が大きかった弘法川、法川流域などの公園を中心に、土嚢(どのう)計1800袋を25、26両日で配備した。水害を最小限にとどめるため、市民ならだれでも自由に持ち帰って利用できる。
土嚢はポリプロピレン製の袋に20キロのまさ土を詰めたもの。昨年は市消防防災センターなど4カ所にしか置いていなかった。今年は、利便性を高めるため、土嚢置き場を新設することにした。
市職員と市消防職員合わせて16人が配備の作業にあたった。公園や集会所前など9カ所に200袋ずつをトラックで搬入した後、ブルーシート上にきれいに並べて積み、「土嚢置き場」の看板を設けた。
市が所有する土嚢は昨年3400袋だったが、今年は4400袋に増やした。昨年の利用実績は約1800袋だった。
市危機管理室では「土嚢は返却不要です。早め早めに備えて下さい。それぞれの置き場から土嚢の残りが少なくなった場合は補充します」と話している。市消防防災センター、福知山消防署北分署、東分署でも希望者に渡す。
今回、配備された場所は次の通り。
【弘法川流域】もみじ公園(上荒河)▽上ノ橋公園(和久市町)▽地蔵ケ端公園(厚中問屋町)▽仲ノ坪公園(篠尾新町)
【法川流域】鉄道高架下道路跡地(蛇ケ端)▽堀口集会所(堀口)▽大正中公園(野家)▽高田公園(東堀)
【土師地区】土師橋児童公園(土師宮町)
写真=土嚢を搬入して置き場を設ける職員たち(東堀の高田公園)
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