第6回夜久野高原手づくり市が24日、福知山市夜久野高原、道の駅・農匠の郷やくので開かれた。好天に恵まれ、過去最多の2万5千人(主催者発表)が来場。作家らが手掛けた味のある手工芸品を、じっくりと見て回った。作るを楽しむ会主催、両丹日日新聞社など後援。
手づくり品の制作を楽しむ人に、作品を発表する機会を提供し、出展者と来場者が交流を深めることで農匠の郷のPRをと続けている。
初回は100ブースからのスタートだったが、回を重ねるごとに規模が拡大。3回目から会場限度の200ブースが並ぶようになり、いまでは北近畿最大規模の手づくり市として知られるようになった。
今回は、常連の作家の店以外にも、切り絵の似顔絵を作るブースなど新規のところもあった。布小物やアクセサリー、粘土細工、ガラスランプなど、多様な商品が並んだ。
ブースでは作家が店番をし、訪れた人が「どうやって作ってるんですか」「材料は何ですか」と、気軽に質問する光景があちこちで見られた。
■飲食コーナーやバザーも人気■
ホルモンうどんやたこ焼き、ジェラート、コロッケといった飲食物もあり、このブース付近は、食欲をそそるにおいが漂い、昼どきには行列ができる店も多かった。
また会場では、チャリティーバザーも開催。売り上げは、両丹日日新聞社提唱の愛の寄金などに充てるという。
綾部市から訪れた女性2人連れは「毎年楽しみにしていて、いつも2人で来ています。なじみの店だけでなく、新しい店もあっていいですね」と喜んでいた。
主宰団体の衣川タカ子会長(65)は「夜久野に多くの人が足を運んでほしいと、これまで続けてきました。1年かけて準備するので大変ですが、お客さんの笑顔を見ると頑張れます。来年からは2日間開催する計画で、さらにまちの活性化に貢献できれば」と話していた。
写真=作家との会話を楽しみながら買い物できるのも人気の理由
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