福知山市南岡町の南陵中学校（片山哲朗校長、531人）は、インターネットを使う上での約束事をまとめた「ネットトラブル0（ゼロ）宣言　ＳＴＯＰ9」に今年度も取り組む。ネットトラブル防止に向け、生徒会はこのほど、生徒や保護者らの前で宣言内容と訴えなどについて発表した。

　宣言は昨年度制定。「ネットは午後9時以降使用しない」「ネットに陰口・悪口を書かない」「ネットで知り合った人に会わない」「個人情報を流さない・流させない」−など9カ条からなる。

　発表したのは生徒会の小畑智哉会長、下森亮弥副会長、伏原百花副会長。「ネットを通じて知り合った人に出会ったことのある人がいる」「9カ条が提唱されたあとも、ネットトラブルは続いている」などと、南陵中の実態を説明し、安心して学校生活を送るために一人ひとりが9カ条を意識する必要がある−と訴えた。

　また保護者に対しては「だれもが自分たちは大丈夫と思っていますが、いつ巻き込まれるか分かりません。家庭でルールなどを設け、私たちと一緒にこの学校からネットに関する問題をなくしていきましょう」と協力を求めた。

　このあと、専門家による講演もあった。


写真＝生徒や保護者らの前で発表する生徒会役員