山野草や漆作品、絵画などを集めた「癒やしのコラボ展」が、福知山市夜久野高原・道の駅農匠の郷内、市やくの木と漆の館で22日から始まった。ギャラリースペースが緑の鉢植えで埋まり、森の中にいるような気分にさせる。24日まで。

　元中学校教員の杉森常和さんら地元の5人で作る「夜久野高原の会」による作品展。8回目となる今年は黄色い花をつけるカンゾウ、白とピンクのセッコク、濃いピンクのニワフジ、小さくかれんな花を揺らすコデマリなど計150鉢を持ち寄った。

　「手をかけた分、ちゃんと応えてくれるのが山野草だ」と杉森さん。「ただ水をやるだけではだめ。ちゃんと根に届くようにかけてやることが大事」と、会員たちはそれぞれに丹精込めて世話しているという。

　鉢を置く台は漆塗り作品。ほかにカップ、スプーンなどの漆器もある。また絵画7点、布小物約30点も一緒に会場を彩り、心安らぐ空間作りがされている。

　ギャラリースペースの見学は無料。時間は午前10時から午後5時（最終日4時）まで。


写真＝「生命の美しさを感じてほしい」と話す杉森さん