子どもへの虐待防止を呼びかけて、日本列島1万キロの啓発ランに取り組む元東京都福祉専門職員の井上幸夫さん(61)=東京都=が14日、福知山市内田町の福知山児童相談所を訪れ、篠塚眞澄所長ら職員がエールを送った。
井上さんは、都内の児童自立支援施設や児童相談所などに33年間勤めて14年3月に退職。子ども虐待防止を象徴するオレンジ色のたすきをかけて走る「オレンジリボンたすきリレー」を広めようと、同年10月26日に神奈川県横浜市の山下公園から啓発ランに出発した。
コースは、太平洋側沿いに南下して沖縄で折り返し、現在は日本海側を北海道に向けて北上中。各地の都道府県庁、児童相談所、児童福祉施設などを訪問、交流や勉強会をして子どもを社会全体で守る意識を高めている。
福知山児童相談所では、オレンジリボンをPRするオレンジ色のジャケットを着た職員、市子育て支援課職員ら15人が出迎えて激励。井上さんと篠塚所長らが意見交換をした。
井上さんは「各地の児童施設、児童相談所を回ってみて、地区ごとに違う実情があることが分かりました。その情報を各地で伝えて共有していくことも大切だと学びました。これからも頑張って走りたい」と話していた。
15日は綾部市内を走る。10月25日に山下公園にゴールする予定。
写真=井上さんを福知山児童相談所の職員らが出迎えた
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