丹波、丹後で日本酒を造る10蔵が16、17日に一斉蔵開きをする。「丹後天酒まつり2015」として各蔵が連携して取り組む催し。日ごろ飲めない珍しい酒を味わうこともできる。丹後酒蔵ツーリズム運営委員会主催。
丹後は伊勢神宮に酒を伝えた、日本の酒の起源の地だとされている。そこで日本酒を軸にした地域活性化、観光振興をと、昨年に第1回が開かれ、好評だった。今年は参加する酒蔵が大幅に増え、福知山、綾部の酒造場も会場になった。
それぞれに自慢の酒を出すほか、食のブースを設けたり、酒蔵見学やステージイベントを計画するところも。運営委員会事務局のアイデンティティブランディング社長、大江祐介さんは「府北部は個性的な酒蔵ばかりなので、ぜひ『はしご旅』をして様々な酒を飲み比べてほしい」と話している。
■当日限定にごり酒、京地どりも用意 東和酒造■
福知山市からは上野の東和酒造が17日に参加。「福知三万二千石」の特別純米酒や「六歓」の85%精米純米酒「みのり」、当日限定の「夏のにごり酒」などを出す。音楽ステージを計画しているほか、福知山産京地どりの焼き鳥などが味わえる。
綾部市の若宮酒造などと結ぶ周遊シャトルバスも出る。
蔵ごとに酒3種とフード1品で1千円のチケット制。追加フード、バスなどは別料金。自家用車のハンドルキーパーにはソフトドリンクを提供する。
問い合わせは運営委員会事務局、電話0772(46)5235。
ほかに参加するのは次の蔵。時間は1カ所を除いて午前10時から午後5時まで。
【16日】木下酒造(京丹後市久美浜)▽熊野酒造(京丹後市久美浜町)▽谷口酒造・与謝娘酒造(与謝野町)▽竹野酒造(京丹後市弥栄町、午後3時−9時。チケット制ではなくバー形式で個別注文)
【17日】向井酒造(伊根町)▽白杉酒造(京丹後市大宮町)▽池田酒造(舞鶴市)▽若宮酒造(綾部市)
写真=杜氏から話を聞きながら酒蔵見学をして日本酒を楽しんだ昨年の「天酒まつり」
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