WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

両丹日日新聞2015年5月14日のニュース

水害に負けず田んぼラグビー 被災の戸田で

デモンストレーション試合 福知山市戸田で17日午前10時から、第1回「田んぼラグビーin京都・福知山」が催される。試合場は一昨年の台風で冠水した水田。市内は昨年夏の豪雨によって再び大きな被害を受けたことから、競技を通じて水害に負けない、元気な「福知山」をアピールする。主催は実行委員会と府ラグビーフットボール協会。両丹日日新聞社など後援。

■トップリーグの選手も参加■

 福知山は昔から水害の多いまちで、04年からの10年間で大水害が3回も起きた。特に一昨年は台風による由良川からの出水で、戸田では地区全体が浸水。試合場となる田んぼも約2・5メートルつかり、田畑などに大量の泥が残った。

 また昨年8月には集中豪雨で市内の弘法川、法川などがあふれ、市街地を中心に大規模な水害となった。

 いまだに水害の爪跡が大きく残り、復興半ばだが、実行委と府協会は市民らに元気になってもらおうと、水害でやっかいものとなる「泥」に着目し、田んぼラグビーの開催を思いついた。

 使用する田んぼは、地元の農事組合法人遷喬ふぁーむが管理する約80アールの大規模ほ場で、この中に30メートル×40メートルの広さの試合場を2つ設け、ポールも立てる。1試合は5〜7分程度で、熟練者らのチームによる本格的な部門と子どもたちでも楽しめるお遊び的な部門に分けて競技する。

 現在出場を予定しているのは市内や京都市内などのラグビー経験者らによる15チーム(計約120人)。幼児や高校生、20代の若者、50〜60代の中高年たちでつくるチームで、中にはジャパンラグビートップリーグのクボタスピアーズの選手らを中心としたチームも出場を予定している。


写真=開催を前に試合場となる戸田の田んぼで6日にデモンストレーション試合があり、ラグビー経験者らが泥の感触を確かめた

    

[PR]



株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ