サッカーJリーグで、福知山出身の兄弟選手が活躍している。兄の大槻優平選手(27)はツエーゲン金沢のMFとしてJ2首位争いのキーマンに。大槻周平選手(25)は湘南ベルマーレのFWとしてJ1を舞台に堂々の戦いぶり。ともに昨年はけがに泣いたが、今季はその鬱憤を晴らすような躍動を見せており、地元のサッカー関係者たちは「このまま大きな飛躍の年に」と声援を送っている。
兄弟は今安の出身で、修斉サッカースポーツ少年団から福知山ジュニアユースクラブへ進んだ。その後、優平選手は京都サンガユースへ移り、浜松大学を経て金沢に入団し、今年4年目となる。
チームは昨年スタートしたJ3で優勝して今年J2に昇格。勢いそのままに勝ち星を重ね、第11節(3日)終了時点でリーグ首位に立った。現在は第13節(9日)を終えて8勝2敗3分けの成績。勝ち点27で3位につけている。首位のジュビロ磐田とは勝ち点差1。2位のジェフユナイテッド千葉とは勝ち点が同じで、上位が競り合っている。
守備をしっかりと固め、カウンターで点を取るのが金沢のサッカー。今年も組織的な堅守と速攻が光り、「昇格1年目での優勝」が夢で無くなってきた。
昨年2月に足の疲労骨折を起こし、1年間リハビリに努め、「とても悔しいシーズンだった」という優平選手。完治した今季はピッチを縦横に駆けている。テクニシャンで「ファンタジスタ」と評されているが、本人は華麗さよりもひたむきなプレーを信条とし、「チームの調子も最高なので、自分自身もっともっと結果にこだわって勝利に貢献したい。いいニュースを地元に届けられるように頑張ります。どうか応援よろしくお願いします」と古里にメッセージを寄せている。
写真=ひたむきに駆けるMF24・大槻優平選手(ツエーゲン金沢提供)
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