福知山市夜久野高原、道の駅農匠の郷内にある小さな植物園、市「やくのベゴニア園」が今春、大幅に生まれ変わった。主役がベゴニアからバラ、アジサイなどにバトンタッチ。ガラス温室内では四季折々に花木を大量に仕入れてフェアを開き、集客を図る。施設名は「ルーラル・ガーデン(田舎の庭)」に変更する方向で検討を進めている。
ベゴニア園は旧夜久野町時代の2000年7月にオープンした。11年5月には、市の指定管理者が、現在の株式会社西本(鴨野町、西本庄之助社長)に変わった。これまでベゴニアを育ててきたが「単価が高く、栽培が難しく売れ行きが悪い」「バラなどのファンが多く、安定した集客が見込める施設にしたい」との理由から、リニューアルした。
施設は大まかに、ガラス温室と表、裏の広場からなる。温室は立体的な展示、販売スペースがあるが、新たに喫茶や園芸用雑貨コーナーを設けた。現在は、約25種類100鉢のアジサイを並べ、花好きの人たちの目を楽しませている。
表側の広場は花壇や散策路を整備し、3月に多彩なバラを植えた。さらに新たな花壇を近く設け、アジサイを植栽する計画。
温室の隣では色彩が豊かな現代バラのほか、長く枝が伸びるつる性品種、ミニバラ、優雅な雰囲気が漂うオールドローズ、1メートル前後の高さがあるスタンダードローズなどさまざまな品種をそろえ、約300鉢を置いている。
西本社長は「一年を通してバラや季節の花木が楽しめる癒やしの空間にしたい。バラは植えたばかりで、楽しめるのは来年以降になると思います」と話していた。
開園時間は午前10時から午後5時まで。水曜日休園(祝日の場合は翌日)。入園無料。
写真=さまざまなアジサイを展示、販売している温室
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