次世代の若者に郷土芸能を伝えたいと、福知山踊振興会(田村卓巳会長)は7日から、福知山市正明寺、福知山淑徳高校の2年生11人を対象に、ドッコイセハイスクール事業を始めた。12月までの全12回の講習で、踊りや唄、地方演奏などを教える。
振興会の発足35周年を記念した事業。20年以上前から交流のある同校に昨年提案し、総合講座の一環として取り組むことになった。授業として生徒に教えるのは初めてという。
学ぶのは、和太鼓講座を選択する和太鼓部の生徒たち。振興会主催のドッコイセフェスティバルで、踊りを発表した生徒も多い。
初回は、田村会長と長年地方演奏や指導をしている理事の3人が学校を訪れ、今後のスケジュールを確認し、楽譜集やパンフレット、踊りと唄の練習用CDを配布した。
資料をもとに、田村会長が福知山踊りの特色として、歴史が古いこと▽手振りが16あり、複雑に構成されていること▽地方の奏でる節回しが音楽的に高い評価を得ていることの3点を分かりやすく伝えた。また、近年海外でも踊られ、広く普及していることも説明した。
橋佑香さんは「周りの方から教えてもらう機会はあまりないのでうれしいです。みんな、気合が入っていると思います。講座では尺八に挑戦してみたいです」と笑顔で話していた。
■8月のフェスで成果を中間発表■
中間発表として、8月にはドッコイセフェスティバルに出演し成果を見せる予定。
写真=初回は福知山踊りの歴史などを伝えた
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