福知山市は、公立大学設置準備委員会の初会合を、京都市下京区のキャンパスプラザ京都で28日に開いた。準備委員会は市が委嘱した委員5人で構成。市が来春の開学を目指す成美大学を活用した公立大について、定款や教学内容、組織体制などの確立に向け、助言や提言をしていく。
委員は、他の大学の学長や副学長、理事といった実際に大学運営に携わっている人たち。委員長には、成美大の隣接地に分校の設置を検討する京都工芸繊維大学の古山正雄学長が委員長に就いた。
初会合では、これまでの経緯や大学の基本構想を、市の公立大学検討事務局が説明。このあと、委員から市側への質問と意見交換の時間が設けられた。
「大学名はどうするのか」との問いに対し、「福知山市立や京都北など、いろいろ考えられるが、市民公募も含めて検討している」と答えていた。
また「理事長と学長は別にせず、力のある人を置くべき」「学生募集は、どこの大学もすでに始まっている。早急に進めないと、学生確保が難しい」などの意見も出た。
会合は、来年3月上旬までに計5回開く予定。第2回は6月1日午後1時30分から、成美大学4号館で行い、教学内容や大学の運営体制、学生募集計画などの素案を示すことにしている。誰でも傍聴できる。
写真=学長、学生募集などにさまざまな意見が交わされた
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