任期満了による福知山市議会議員選挙（定数26−立候補33人）の選挙運動は、25日で最後となる。26日の投票日に向けて、各陣営はのぼり旗などを持って練り歩く“桃太郎作戦”や演説などで最後の訴えに力を入れる。

　雨天で幕開けした市議選。2年連続で甚大な被害を受けた災害に対する防災対策、市が来年4月に開学をめざす公立大学、民営化を進める光ファイバー網を使ったｅ−ふくちやま事業、財政、人口減少、少子高齢化、農業、商工業など、福知山が抱える問題について、各候補者は自身の考えを訴えてきた。

　終盤に入って総決起大会を開いたある陣営では「原点に返って、地元の人たちを中心に支持を得ていきたい」と地盤固めに力を注ぐ構えを見せる。一方、「候補者が立っていない地域の票も集めたい」と鼻息の荒い陣営も。別の陣営では取り上げている問題で賛同する電話がよく入り、「励みになる」と手応えを感じつつ、地元を中心に桃太郎作戦をすることにしていて、総仕上げにかかる。


写真＝総決起大会に集まった人たちを見送る候補者ら（画像を加工しています）