福知山市かしの木台自治会(藤原幸宏自治会長、709世帯)が地元の集会所隣に増築した「かしの木台ホール」が出来上がった。手狭だった集会施設が2施設合わせると今までの倍以上の広さとなり、地元住民らが完成を喜びあった。
かしの木台は1981年5月に市内で205番目の自治会として36世帯、107人で出発した。当初は活動拠点となる施設がなく、近隣の事業所などを借りていたが、3年後に木造かわらぶき2階建て延べ約220平方メートルの集会所を建設した。しかし、世帯数の増加とともに手狭となり、増築が長年の課題だった。
このため、現集会所の南側に鉄骨造り平屋建て延べ床面積263平方メートルのホールを、昨年10月から半年がかりで建設していた。高齢化が進んでいるため、130人余りが、いすに座った形で会合や催しが開ける広い部屋を設けている。和室や調理室などがある現在の集会所とは通路で結び、多目的に使えるようにした。総事業費は約6900万円。
■自主防災の拠点にも■
完工式が19日に開かれ、地元住民や来賓合わせて約100人が出席。藤原自治会長は式辞で「集会所の会議室は2階にあり狭かったが、ホールの完成で、自治会の定期総会に参加する代議員数120人に見合った会場を確保できました。完成を機に、自治会活動の幅を広げ、文化サークル活動も活発にし、自主防災の拠点としても生かしていきたい」とあいさつした。このほか、来賓の祝辞や建設業者などへの感謝状の贈呈をした。
このあとの祝賀会で、地元住民が会食や余興を楽しんだ。
写真=集会所に隣接して完成したホール
写真=130人余がいすに座って催しを開ける広い部屋
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