福知山市消防団の無線機がこのほど、アナログ方式からデジタル方式に更新された。消防団はこれまで、旧1市3町消防団時代のアナログ無線を引き継いで使用。周波数が異なるため消防団内の情報共有が図りにくかったが、更新によって解消される。
アナログ方式の無線の使用期限が、電波法の改正によって来年5月31日までになったことを受け、市が事業費約5300万円で整備。市消防防災センター、市役所の3支所の計4カ所に基地局を設置したほか、不感地域対策として夜久野町門垣に中継局を設けた。
消防団に対しては、29分団の全車両98台に車載用無線機を取り付け、団本部と各分団に計232台の携帯無線機を配備した。
アナログ方式の無線機より音声が明瞭で、第三者による傍受を防ぐことができる利点がある。
市消防本部は「消防本部と消防団とも情報が共有でき、市域の広範囲にわたる大規模災害時には、初動対応などが素早く取れる」と話し、災害時の連携強化に期待している。
写真=消防団に配備されたデジタル式の車載用無線機(左)と携帯無線機
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