福知山市猪崎、三段池公園内の市動物園(二本松俊邦園長)でこのほど、シロテテナガザルの雄の赤ちゃんが誕生した。園のシロテテナガザルはこれで6匹(雄、雌各3匹)となった。すでに一般公開しており、家族連れらの人気を集めている。
神戸市立王子動物園からやってきた父親のクリン(15歳)と福知山市動物園で生まれた母親の福(11歳)との間に生まれた第3子。3月21日朝に職員が、生まれているのを見つけた。
母乳による自然保育で元気に育っており、生後1カ月近くが過ぎた現在は、体重が約500グラムとなり、座高は20センチほどある。16日から一般公開を始めたが、母親に抱かれた茶色の毛に覆われた赤ちゃんが時々大きく目を開いて周りを見渡す姿に、来園者たちは「かわいい」と声を上げている。
13年7月に生まれた第1子は、母乳が出ないことから生後1週間で死亡。14年3月に誕生した第2子も人工保育となったが元気に育ち、公募で「桃太郎」と名付けられ、人にも慣れて来園者と触れ合うことができる。
二本松園長によるとシロテテナガザルは「子どもが母親から離れるのは2年後ぐらいで、6歳になると1人立ちします」という。
■名前を募集■
園では赤ちゃんの名前を5月6日まで募集する。応募は、動物園や三段池公園総合体育館入り口付近にある用紙で。ハガキの場合は、付けたい名前、住所、氏名、電話番号を記入のうえ、〒620−0017 福知山市猪崎377−1、福知山市動物園へ送る。決まった名前の応募者のなかから1人に名付け親賞として記念品、抽選で20人に参加賞を贈る。
問い合わせは市動物園、電話0773(23)4497へ。水曜日休園(祝日と重なる場合は翌日)。
写真=母親に抱かれた赤ちゃん
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