高校生の自転車盗被害を防止するため、福知山署(家入紀幸署長)は13日から17日にかけて、市内4高校の駐輪場で鍵かけを徹底する啓発活動をした。身近な犯罪抑止を目指して、登校時に各高校の教職員とともに、生徒に呼びかけた。
同署管内では自転車盗の被害が増加傾向にあり、今年は3月末までで27件(前年同期比14件増)が発生し、ほとんどが無施錠だった。また、昨年発生した128件のうち高校生の被害割合が43%を占めるため、高校と連携して鍵かけを呼びかけることにした。
今回の対象は福知山成美、京都共栄学園、福知山、府立工業の各高校で、ほかの2高校についても実施する予定。
最終日の17日、石原の府立工業高校(田中邦明校長)では、署員と教職員6人が駐輪場に立ち、鍵をかけるよう呼びかけた。
鍵のかかっていない自転車にはチェーン錠をかけ、下校時まで教職員が保管するようにしたが、初日に2台あった以降は生徒全員が鍵かけをするようになったという。
啓発した教職員は「新入生を迎えたばかりのタイミングで呼びかけられて良かった。外でも鍵かけをする習慣をつけてほしい」と話していた。
今回の活動では、事故防止のために反射材をつけたり、自転車の安全利用をまとめた啓発物を配ったりもした。
写真=自転車を点検しながら鍵かけを呼びかけた(府立工業高校で)
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