福知山市石原の府立工業高校(田中邦明校長)は、14年度の進路状況をまとめた。就職では、求人件数が前年度比190件以上多い515件となり、2月までに希望者全員が内定を勝ち取った。
卒業生178人のうち、107人が就職、71人が進学を決めた。割合は例年並みの6対4となった。
求人件数は府内全体で増加傾向にあったが、同校への求人は特に大きく増えているという。磨いてきた技術や専門的な資格取得などに着目し、即戦力として求める企業が多く、学校指定求人は165件となっている。
地元ではエスペックや武田ヘルスケア、グンゼ、日東精工など。ほかにもトヨタ自動車、三菱重工業、島津製作所、GSユアサ、JR西日本などの就職が決まった。
また、地元就職が全体の64%、府内に広げると75%となり、年々割合が高くなってきている。
進学は、学んできたことを基礎として、さらに専門性の高い教育を受けようと選択する生徒が多い。AO入試や推薦入試などの面接では、国家資格取得や技術系のコンテスト出場などが高く評価された。
国公立大は京都府立や香川、新潟、高知工科に計9人、私立大は立命館や大阪工業、大阪電気通信などに延べ27人が合格。短大には5人、専門学校には37人が進学した。
伊藤佳朋・進路指導部長は「就職希望で入学してくる生徒が多く、実習や地元企業のインターンシップなどを経て、意識を高めてきた。1年生から放課後に面接の指導をしており、進学や就職の際に生かしてくれたと思う」と話す。
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