福知山市水内の福知山成美高校（田所孝二校長）は、14年度の進路状況をまとめた。国公立大では大阪、岡山、大阪教育などに延べ23人が合格し、留学経験で身につけた語学力が認められＡＯ入試で受かった生徒もいる。

　卒業生は243人で、進学は195人、就職は48人。進学の内訳は国公立大16人、私立大120人、短期大19人、専門学校37人、浪人など3人。

　国公立大は、大阪、岡山、静岡、岐阜、信州各1人、横浜国立、京都教育各2人など延べ23人が合格（うち浪人3人）した。

　私立大は早稲田4人、慶応、明治各1人、関関同立（関西学院、関西、同志社、立命館）に30人など、延べ245人が合格（うち浪人2人）。スポーツ推薦で有名大学へ進学した生徒もいる。

　短期大学は華頂や西山など幼児教育、専門学校は医療や栄養分野が多かった。

　城野英明・進学指導部長は「資格取得をめざして、理系の進学先を選択する生徒が多かった。年間約50日の講習のほか、大学へのバス見学や有名大へ進学したＯＢの話を聞く機会などを設け、具体的に進路を決めやすかったと思う」という。

　就職では、トヨタ自動車、ダイハツ工業、日本血液製剤機構、京都薬品工業、浅田可鍛鋳鉄所、京都丹の国農協、大阪府警、自衛隊などに受かった。北近畿への就職は全体の6割ほど。

　14年度の就職指導部長を務めた西村万寿雄教諭は「ＳＰＩ（適性検査）対策と面接での礼儀や自己アピールなどを徹底した。生徒が積極的に頑張ってくれたこともあり、成果に結びついた」と話す。