今年度から開設された福知山市土師の府立福知山高校附属中学校（細野吾校長）で9日、開校式と初めての入学式があった。倍率2・83倍の入学考査を経て門をくぐった1期生40人が、保護者や教員たちから祝福を受けた。

■1期生40人が入学■

　京都府北部で初の公立中高一貫校で、府内3校目。学校教育を通じ、地球規模の視野と地域の視点で問題をとらえ、地域や世界で活躍できるリーダーを育てることを目標に掲げている。府北部での医療や教育を担う人材の育成などを目指す。

　授業は週33時限。部活動の一部や年間行事などは高校生とともに取り組んでいく。中学生活のあと、無試験で同高校の文理科学科へ進むことができる。

　新入生は府北部を中心に集まり、京都市内から進学した生徒もいる。

　開校式では、小田垣勉・府教育長が開校宣言をしたのに続き、谷村紘一・同高校同窓会長が校旗を贈呈、披露した。

　続く入学式では、式辞で細野校長が「歴史的な第一歩を踏み出し、きょう40人を迎えることができた。勉学、自律、敬愛の校訓を胸に、悔いのないよう一日一日を大切にしてほしい。学校生活の中で、感じる力、考える力、行動する力、向上する力を磨いていってください」と励ました。

　このあと、新入生代表の丸岡央征君が宣誓。在校生代表の歓迎の言葉では、高校3年生の真野将太君が、学校生活や運動会などの行事について紹介した。


写真＝新入生を代表し宣誓をした丸岡君