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両丹日日新聞2015年4月10日のニュース

絞りの着物集めて展示 丹波生活衣館に職人技光る80点

絞りの着物ばかりを集めた展示会 絞りの着物ばかりを集めた展示会が、福知山市内記一丁目の市丹波生活衣館で開かれている。大正、昭和時代のものを中心に約80点が並び、布を小さくつまんで糸でくくる作業を根気よく繰り返して仕上げられた「鹿の子絞り」などの職人技を見ることができる。7月20日まで。

 絞りは、纐纈(こうけち)という名で飛鳥、奈良時代から続いてきた伝統工芸。100種類以上の技術があり、鹿の子絞りは「しぼ」(織物の布に現れる波状のしわ)を均等にするため、一人の職人が長い時間をかけて作り上げるという。

 生活衣館では、当時の外出着などで使われた絞りの羽織や帯、着物などを展示している。ほかに、型紙を使って染料をすりこみ本絞りの形を模した「摺(す)り疋田(ひった)」の着物なども展示。ぜいたく品だとして総鹿の子禁止令が出された江戸時代に流行した。訪れた人たちは、じっくりと見て一つひとつの違いを楽しんでいた。

 時間は午前9時から午後5時(入館は4時30分)まで。無料。火曜休館。


写真=絞りの職人技を楽しめる

    

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