府中丹西・東両農業改良普及センターは8日、福知山市と綾部市で一番茶の萌芽宣言をした。平年より5日、昨年より2日早い宣言となった。農家に対して、今後寒さと霜に注意するよう管理を呼びかけている。
茶葉は、芽を包む包葉から新芽が出て育つ。萌芽は、新芽の長さが包葉の2倍に生育した状態をいい、茶園全体の7割が萌芽状態になった時が茶園の萌芽期となる。宣言後、約30日で一番茶の摘み取り時期を迎える。
中丹地方は、銘茶として全国に知られる宇治茶の産地。福知山市興などには茶園が広がり、農家が丹念に世話をしている。宣言が出された8日も、遮光ネットを張るなど良質の茶づくりに努めていた。
今年の宣言は、ここ数年で最も早かった13年の5日に次ぐ早さだという。両普及センターは、今冬は雪は少なかったが気温は低く推移。しかし3月中旬からは気温が平年よりも高い日が続いたため、萌芽が早まったとみている。舞鶴は7日に宣言を出した。
写真=新芽が伸び萌芽宣言が出された(8日、興の茶園で)
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