計画的な行政運営の手法を学ぼうと、中米ニカラグアの自治体関係者19人が、福知山市を訪れている。4日間で、市の総合計画や産業政策、環境、防災計画などを学ぶ。
独立行政法人国際協力機構(JICA)の「開発計画策定強化研修」として、3月29日に来日。福知山市以外にも、京都市内や広島市などを訪れることになっており、4月25日まで日本に滞在する。
福知山市への訪問は、研修の委託を受けている龍谷大学が、典型的な地方都市の例として紹介しようと、受け入れを打診。龍谷大と市は、地域連携協定を結んでいることもあり、市側が快諾して実現した。
初日の6日には、駅前町の市民交流プラザふくちやまで、市職員から総合計画の策定や具体的な内容などについて説明を受けた。
7日午前中は、中心市街地のまち歩きをした。福知山城やゆらのガーデン、広小路商店街などを巡り、それぞれの場所で市職員から説明を聴いた。
ゆらのガーデンでは、城周辺の観光促進の起爆剤として整備されたこと、昨年の8月豪雨災害で、店舗が床上2メートルほど浸水したことなどを伝えた。
このあと一行は、内記一丁目の菓子店にも立ち寄った。明治末期から大正初期にかけて建築され、古き良き日本の雰囲気が漂う建物を活用した店構えに興味津々。じっくりと眺めたり、熱心に写真に収めたりしていた。
午後からは、市役所で松山正治市長と面談し、中心市街地活性化計画の説明を受けた。
8日は市環境パークで環境基本計画、9日は市消防防災センターで、地域防災計画について教わる予定になっている。
写真=7日は中心市街地を巡った
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