昨年の8月豪雨で崩壊した福知山市岩間の市道岩間小野線がこのほど、約7カ月半ぶりに本格復旧し、通行止めが解除された。
同線は8世帯が暮らす小野地区へ通じる唯一の生活道路。山からの雨水などで2カ所崩壊し、一時孤立した。
そのため、社有地を通ったり、長年使われていなかった旧道を整備したりして迂回路を確保した。しかし、車の離合が困難なほど狭く、車を傷つけたり、降雨時は汚れたりと不便を強いられていた。
また、ごみの収集は週1回に減少。救急車や消防車が通れるかどうかも分からず、不安な日々を過ごす人もいた。
68歳の女性は「これまでは外出する気持ちになれず、できるだけ控えていました。道路が復旧し、ありがたい」と喜んでいた。
■市道通行止め秋までに全解除へ■
豪雨災害で通行止めになった市道は最大193路線。3月末までに10路線に減り、市土木課では「工事発注はできているので、秋までには全て解除できるようにしたい」と話している。
写真=通行が再開した市道岩間小野線
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