福知山市役所本庁舎1階に設けられた府議会議員選挙の期日前投票所で、20歳代の市民2人が立会人を務めた。若い人たちに選挙への関心を高めてもらうため、市選挙管理委員会が20〜30歳代の市民を対象に立会人を募集。2人はこの取り組みに賛同し応募した。2人とも初めての体験で、緊張した様子だったが、若者代表として一日しっかりと役割を果たした。
立会人は通常、公民館長、婦人会長らでつくる明るい選挙推進協議会の委員がするが、市選管では近年、若い人たちの選挙離れが顕著となる中で、関心を持ってもらうとともに、投票につながることを期待して、今回の選挙から初めて20〜30歳代の市民を対象に立会人を募集した。
今回決まったのは3人(男性1人、女性2人)で、このうち三和町菟原下の児童クラブ指導員、土井さん(25)と夜久野町平野の会社員、眞砂さん(29)が5日の立会人となった。
立会人の仕事は、投票所で選挙が公正、確実に行われているかなどをチェックする。5日は午前8時30分すぎから期日前投票に訪れる人が続き、2人は投票の流れなどを確認した。
土井さんは選挙権を得た20歳からほとんど投票に行っているが、選挙や政治に対して「あまり理解できていなかった」という。「自分が立会人をすることで、同じ若い人たちに選挙に対して興味を持ってもらえればうれしいです。選挙や政治について、意識が高まりました」と喜んでいた。
眞砂さんは2年前に大阪市から福知山市に転居。「選挙や地域について知ることができれば」と応募した。「家族や友人、幼い子を連れた母親ら、幅広い世代の人たちが投票に来られるのを見て、みんな選挙に対して、前向きであることが分かりました」と話していた。
写真=立会人を務める眞砂さん(左)と土井さん(中央)
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