昨年8月の豪雨災害で浸水し、使えなくなっていた福知山市北本町一区、昭和小学校(加藤由美校長)グラウンドの復旧工事が終わり、30日から使えるようになった。早速5年生たちが陸上の練習で使い、新しくなったグラウンドを元気に駆けた。
豪雨災害では、校舎への被害は無かったものの、学校近くを流れる弘法川の水があふれるなどしてグラウンドが約80センチ浸水。押し寄せた水で表土がはがれ、ビニールシートやバケツなどのごみが流れ着いた。
このため2学期から体育の授業や休み時間などに使用できなくなり、代わりに体育館や玄関前の駐車場を使ってきた。秋の運動会も、三段池公園多目的グラウンドに会場を移して開いた。
グラウンドの工事は昨年12月から始まり、表土を入れ替え、整地をした。28日の点検を経て完工。7カ月ぶりに使えるようになった。
初日は5年生約75人が6月の市小学生陸上競技大会に向けての練習で使った。児童たちは100メートル走や800メートル走などに挑み、先生から「手を振って走ろう」などとアドバイスを受けながら走り、土の感触を確かめていた。
5年生の高木空太君(11)は「走りやすくて、気持ちよかったです。これから運動や遊びでいっぱい使いたい」と喜んでいた。
加藤校長は「子どもたちには随分我慢してもらいましたが、ようやく使えるようになりました。保護者の方々にも、来校時にグラウンドに車をとめるのを控えてもらう協力をしていただきました。今後大切に使っていきます」と話している。
写真=新しくなったグラウンドで久しぶりに走る児童たち
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