元伊勢内宮皇大神社が鎮座し、かつては門前町としてにぎわった福知山市大江町内宮で29日、飲食や物販の店が並ぶ「参道マルシェ」が催され、大勢の人が訪れた。
内宮にはかつて、飴、煎餅を売る店や旅籠など70軒ほどが立ち並んだという記録が残っている。
大江町在住者や大江高校同窓生ら、大江にゆかりのある人たちで作るグループ・大江元気プロジェクトココカラ(伊田さなえ代表)のメンバーが、こういった地域の歴史を知り、「一日だけでも昔のようなにぎわいを取り戻そう」と、地元自治会とも協力して昨秋から準備を進めてきた。両丹日日新聞社など後援。
歩行者天国にした内宮神社前の通りの約400メートル区間には、京都、大阪、兵庫、滋賀、奈良5府県から布小物、雑貨、焼きそばやコーヒーなどを売る人たちが出店。車1台分ほどの道幅の通りは、子ども連れの家族やカップル、お年寄りらで埋め尽くされ、普段は静寂な通りに大勢の人の声が響いた。
また、戦前に建てられた旧郵便局舎や昔ながらの民家もあり、どこか懐かしい雰囲気を写真に収める人もいた。
佐藤紀夫自治会長(74)は「内宮のみなさんにも協力してもらい、ありがたい。どれくらいお客さんが来られるか心配していましたが、たくさん来てもらいうれしい」と話していた。
写真=大勢の人でにぎわう元伊勢内宮前の通り
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