京都府の就農支援事業を使って、若者3人が福知山市で実践研修を始めた。農のベテランたちが指導役になって2年間にわたり特産品の栽培技術などを教えて行く。
府の「担い手養成実践農場」という制度を使っての研修。福知山市樽水で樋口琢馬さん(38)、三和町辻で塩道岳さん(30)、その近くで高瀬信行さん(35)が研修を始めた。
樋口さんは地元の青年で、足立傑さんから特産キュウリやインゲン、花菜、水稲栽培を教わる。塩道さんと高瀬さんは都市部からの移住。田中俊明さん、樋口泰夫さんから特産の万願寺甘とう、フキ、丹波くり、水稲栽培の手ほどきを受ける。技術面だけでなく、農村生活に慣れるためのあれこれも、それぞれに地域の人が後見人として支援していく。
このほど篠尾新町の府福知山総合庁舎で開始式があり、3人に研修者としての承認証が府から交付され、技術指導者、後見人への委嘱状交付も行われた。
府中丹西農業改良普及センターの軽野豊一所長や市、JAなど関係機関が順に、「地域をリードする農業経営者に」と期待の言葉をかけ、3人は「子どもが継ぎたいと思える農業を」「地域の人と協力して地域活性化ができる農業を」「農業を通じて若い人が入ってきたいと思える里にしたい」と抱負を語った。
写真=実践農場開始式で研修者承認証を受ける樋口さん。その左に塩道さん、高瀬さん
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