第三セクター・北近畿タンゴ鉄道（ＫＴＲ）の宮福、宮津両線で25日から、「ありがとうＫＴＲ」と記したヘッドマークを掲げた列車が走り始めた。4月1日から運行をウィラートレインズ（鉄道通称名・京都丹後鉄道）に引き継ぐため、利用客に感謝の気持ちを込めて掲出している。31日まで。

　赤地に白抜きの文字を入れたヘッドマークを掲げているのは、両線の普通車両それぞれ1両の前後方部。ＫＴＲの前身の宮福鉄道の宮福線が1988年に開業したことから、「1988−2015」と西暦を記している。

　運行ダイヤはランダムで、25日午後1時30分ごろ、なじみの深緑色をした宮津発の普通列車が福知山駅のホームに入ってくると、利用客が感慨深そうに見入っていた。


写真＝ヘッドマークをつけて福知山駅に到着した列車