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両丹日日新聞2015年3月23日のニュース

豊作に期待 大物ごろごろタケノコ初出荷

0323takenoko.jpg 福知山を代表する春の味覚、報恩寺産タケノコの出荷が23日に始まった。朝掘ったばかりのものが次々と地域内の集荷場に持ち込まれた。今年は収穫量が多い表年だが、初日から例年以上の大物がごろごろ。豊作に期待する生産者の笑顔がはじけた。

 報恩寺でのタケノコ栽培は約200年前に始まったとされる。軟らかくえぐみがないことが人気で、かつては報恩寺を含む佐賀地区の加工農協があったほど。高齢化で生産者が減った現在でも、地区内の竹林約10ヘクタールで栽培。報恩寺筍生産グループ(大槻久雄代表、90人)が中心になって出荷している。

 初出荷は午前8時からメンバーが新鮮なタケノコを持ち込み、全部地中にあった最高級の「上」、穂先だけ地表に出た「中」、3分の1程度が地表に出た「小」に分けて、箱詰めした。

 大きなものが多数持ち込まれ、「今年は本当に大きい」「選別もやりがいがある」と生産者たちが顔をほころばせた。一番大きなものは近年稀な25センチ、900グラムに達した。

 大槻代表は「今年は多い。初日に900グラムは最近ないよね。豊作になってほしい」と話していた。

 収穫量は、少なくなる裏年の昨年は14トンにとどまったが、今年は25トン以上を見込む。

 出荷は5月上旬ごろまで。公設地方卸売市場などに出すほか、集荷場で小売りもする。時間は午前8時から9時30分ごろまで。

 集荷日の問い合わせなどは、集荷場=電話0773(32)0334=へ。


写真=最高級「上」(手前)は大物がごろごろ(23日午前8時10分ごろ)

    

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