第三セクター・北近畿タンゴ鉄道(KTR)は、4月1日から列車の運行をウィラートレインズ(京都丹後鉄道)に引き継ぐ。これに合わせて「ありがとうKTRキャンペーン」を企画し、特製ヘッドマークを付けた列車の運行、写真展、一日乗り放題の切符や入場券セットの販売をする。
KTRは京都府と兵庫県を走り、宮福線は1988年に、宮津線はJR線を引き継ぎ90年に開業。観光型リニューアル車両「あかまつ」「あおまつ」「くろまつ」を走らせるなど集客に努力を重ねたが、経常赤字が続いた。このため、経営改善策として、鉄道施設や車両はKTRが保有するが、運行は公募で選んだウィラーに託すことになった。KTRとしては今回が最後の企画となる。
25日から31日まで、「ありがとうKTR」をデザインしたヘッドマークを車両前後部に付けた列車の運行をする。宮福、宮津両線に1両ずつ配置し、走らせる。運行ダイヤはランダムとなる。
また25日から4月5日まで、KTR写真展をする。北近畿タンゴ鉄道利用促進協議会との共催で、福知山駅、宮津駅、西舞鶴駅など6駅の構内に写真を展示する。写真はKTRのホームページにある「みんなでつくる写真展」に投稿されている中から選ぶ。京都丹後鉄道のPRパネルも展示する予定。
28日から31日までは「KTR一日フリー感謝きっぷ」をKTRの有人15駅で販売する。KTR線内の普通、快速列車に一日乗り降り自由だが、特急列車に乗る場合は特急料金を追加する必要がある。1枚1200円(こども600円)。限定1千枚販売する。
このほか宮津駅では28日から、KTR入場券セットを販売する。KTR有人15駅の31日付の入場券を特製台紙に収めたもの。時間は午前5時30分から午前0時まで。値段は1部2100円で、限定50セットを用意する。31日までだが、売り切れ次第終了する。
問い合わせは平日に、KTR営業部=電話0772(22)8571=へ。
写真=人気を集める観光列車「くろまつ号」(福知山駅で)
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