福知山市の昔からの風習にちなみ、月遅れで雛祭りを楽しむ「第13回ふくちの春は雛荒し」が、21日から市街地の商店街などで開かれる。城下町を考える会(大谷勇世話人代表)が毎年実施している恒例の行事で、豪華な雛段や手作りの雛人形などが各店舗などで飾られる。4月5日まで。
広小路通りのヨシヤカメラ(吉田博社長)では、280年ほど前の貴重な「享保雛」を展示する。吉田社長の妻で、考える会所属の佐代子さんが、石場の女性から譲り受けたもの。
昔ながらの土壁の蔵で木箱に入れて保存されており、状態が良く、修復は全くされていないという。「蔵に置いておくだけではもったいない。多くの人に見てもらえれば」という女性の意向を受け、並べることにした。
人形は高さ45センチほどで、うりざね顔に切れ長の目が特徴的。お雛様の冠は3つある。期間中はディスプレー用の棚に飾る。
■28日にウオーク■
城下町を考える会は28日、「雛荒しウオーク」をする。JR福知山駅前の観光案内所に午前10時に集合し、特色のある雛人形を2時間ほどかけて見て回る。希望者は直接集合場所へ。小雨決行。
詳しい問い合わせは大谷代表、携帯電話090・3166・0032へ。
写真=ヨシヤカメラで展示する享保雛
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