10日夜から11日にかけて強い冬型の気圧配置となり、京都府北部は雪が降った。福知山市内の11日の朝の最低気温は氷点下5・1度（午前6時10分）で、今季最低となった。朝の通勤時には雪が積もり、凍った道路で、慎重に歩く人の姿が見られた。

　府の観測によると、市内の積雪量（午前9時現在）は市街地の篠尾で4センチ、雲原が18センチ、夜久野町田谷で20センチなどとなっている。12日にかけても冬型の気圧配置が続くため、北部では雲が広がり、雪や雨の降るところがある見込み。

　猪崎の三段池公園では、開花間近のモクレンの花芽に雪がかぶさり、美しい姿を見せている。梅などの写真撮影に訪れた平野町の小池桓さん（70）は「この時期にこれほど雪が降るのは珍しいですね。いい写真が撮れました」と話していた。


写真＝雪をかぶったモクレンの花芽（11日午前9時すぎ）