ＪＲ福知山支社が播但線で走らせているラッピング列車「天空の城　竹田城跡号」の内装を一新。木目調の床張りにし、窓向きの座席を取り入れた観光列車に仕上げた。20日からの運行に先駆け、8日午前11時から正午まで豊岡駅4番ホームで車両展示会を行い、一般公開する。

　「天空の城　竹田城跡号」は、車体を竹田城跡（朝来市）の写真で覆った列車で、昨年から運行している。今回のリニューアルでは、竹田城跡をゆったりと眺められるよう、片側の座席を窓向きにした。但馬の観光地を紹介する映像を車内で流せるようにもした。

　運行は20日から6月30日まで毎日1往復。上りは和田山駅を10時26分に出発して、竹田城跡最寄りの竹田駅に10時33分、折り返しの寺前駅11時28分着。下りは寺前駅を14時5分に出発して竹田駅に14時48分、終点和田山駅に14時58分着のダイヤを設定している（点検などにより車両が変更となる場合がある）。全席自由。乗車券だけで利用できる。6月30日以降も引き続き運行する予定。



　このほか特急「はまかぜ」1、3、4、6号を同期間、毎日竹田駅に臨時停車させる。
　合わせて全但バスも、竹田駅と休憩施設・山城の郷、竹田城跡、まちなかパーキングを結ぶ周遊バス「天空バス」を毎日18本運行する。

■竹田城跡20日に山開き 大人500円に■

　竹田城跡は冬季に人と車の入山が禁止されていて、20日に解禁の山開きとなる。観覧時間は9月18日までが午前8時−午後6時。12月10日までの雲海シーズンは午前4時−午後5時。観覧料が今シーズンから200円上がって大人1回500円になる。年間パスポートは1人1千円。中学生以下無料。

写真＝窓向きの座席を設けた改装後の車内（イメージ）
写真＝竹田城跡の写真をラッピングした「天空の城　竹田城跡号」