地元産木材をふんだんに使った温かみのある施設として、福知山市旭が丘のみどり保育園(野波洋園長、102人)が増築した木造建物が、京都府木材組合連合会主催の「府内産木材活用優良施設コンクール」で知事賞に選ばれた。
コンクールは、府内産木材を活用した優良事例を表彰し、建築物の木造化を進め、府内産の一層の利用拡大を図るのが狙い。同園の木造建物は、スギ、ヒノキなど100%地場産を使用しているほか、ひと目で木の素晴らしさを感じ取れるように設計されている点が、高く評価された。
建物は昨年7月から5カ月がかりで建設した0、1歳児の保育室。木造2階建て延べ床面積93平方メートル。1階は一部を畳敷きにした板張りの保育室、2階は吹き抜け構造で、回廊風の造りにし、周囲に書棚を配した。中央に立てた太い丸太で屋根を支え、部屋の中に樹木が生えているような楽しい空間に仕上げている。
0歳から5歳までの全園児も参加して、3日に同保育園で表彰状伝達式があり、府中丹広域振興局の中村善剛・森づくり推進室長が、野波園長に表彰状を手渡した。設計・施工をした立原の建築・製材業の株式会社「いとう」には、すでに表彰状が贈られている。
写真上=吹き抜け構造の個性的な保育室
写真下=中村室長から表彰状を受ける野波園長(左)
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