どぶろくをこよなく愛する人たちが集う第10回全国どぶろく研究大会in北近畿が、3月12、13両日に湯村温泉(新温泉町)で開かれる。コンテストが行われ、各地から約100銘柄がそろう予定。郷土料理と郷土芸能を楽しみつつ出品銘柄を試飲する交流会もある。コンテストには福知山市からも、どぶろく特区大江町から3人が自慢の品を出す。
■大江からも3蔵元出品 コンテストや試飲・交流会■
実行委員会が主催し、兵庫県、京都府、福知山市など北近畿の各市町が後援しての開催。初日は午後3時から町文化体育館・夢ホールで開幕する。酒文化研究所の山田聡昭さんが「どぶろくの可能性を探る−さらなる普及に向けて」と題して基調講演。続いて地元2団体が、どぶろくを活用した地域づくりをテーマに事例報告する。
午後7時からは、ホテル「井づつや」に会場を移しての試飲会・交流会。全国のどぶろくを、食事と共に味わえる。約1時間半の予定で、コンテストの審査発表も、この中で行われる。審査は大阪国税局、京都市産業技術研究所、兵庫県立工業技術センターなどがあたり、非公開。
秋田県北秋田市で昨年開かれた第9回大会では、大江町河守の割烹さとうが製造した酒呑童子の里どぶろく「鬼ババァー」が、淡麗と濃芳醇の両部で入賞した。
2日目は午前8時30分から、夢ホールで閉会セレモニー。コンテストの表彰式などを行い、9時すぎに閉幕する。
■豊岡−天橋立に「どぶろく列車」■
13日の研究大会後は、北近畿タンゴ鉄道(KTR)豊岡駅から天橋立駅まで臨時列車「北近畿どぶろく列車」が出る。「タンゴエクスプローラ」を使い、10時50分豊岡駅発、12時10分天橋立駅着。車中では北近畿のどぶろく約10種類を試飲できる。
造っている人たちも乗り込むため、各銘柄の特徴、思い入れなどを直接聴くことができる。実行委員会は「福知山のみなさんも、車窓の風景を楽しみながら近隣のどぶろくを味わって下さい」と呼びかけている。
シンポジウムは定員約400人で無料。ホテルでの試飲会・交流会は約300人で5千円。どぶろく列車は約90人で4500円。それぞれ個別に申し込める。締め切りを延長して27日まで、先着で受け付けている。いずれも問い合わせは電話0796(26)3694、兵庫県但馬県民局内の実行委員会へ。
写真上=各地の自慢のどぶろくが集まる
写真下=「どぶろく列車」に使うタンゴエクスプローラ
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