この冬に仕込んだ日本酒と酒に合った料理を楽しむ「お酒の会」が8日、福知山市上野の造り酒屋、東和酒造(今川新六社長)で催された。市内外の左党20人が酒蔵を見学し、新酒や特製料理を堪能した。
東和酒造は1717年創業の老舗で、市内で唯一の造り酒屋。現在は今川社長の長女、今川純さん(34)が杜氏として「福知三萬二千石」などの日本酒を造っているが、地酒のおいしさを知ってもらいたいと、今回、新酒の披露を兼ねた会を催した。
福知山、綾部両市のほか、大阪からの参加もあった。最初に酒蔵で、出来上がったばかりの麹を試食し、仕込み中の大吟醸酒のタンクを見学。新酒の香りをかいだ。
このあと蔵に続く母屋の和室で、7種類の新酒を料理とともに味わった。酒は大吟醸や特別純米酒などの原酒で、大吟醸は香りが楽しめるよう、ワイングラスで飲んでもらった。
料理は、市内岩崎にある飲食店の料理人、高野公宜さん(32)が酒に合うものを考え、しめさば、だし巻き、地どりのローストなど10種類以上の品を用意した。
純さんと高野さんが酒や料理について説明。参加者たちは料理を食べながら、それぞれの新酒を飲み比べ、日本酒のおいしさを感じていた。
前田の会社員、芦田嵩亮さん(29)は「原酒はフルーティーで思ったよりも飲みやすく、香りも良かったです。料理も酒に合っていておいしく、日本酒を身近に感じることができました」と話していた。
写真=大吟醸はワイングラスで飲んだ
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