「海を行く豪華ホテル」、クルーズ客船が今年も舞鶴港に多数寄港する。3月27日には「飛鳥II」が訪れ、大勢の観光客が京都府北部を観光する。また寄港時を利用して、府民の船内見学会が行われる。
飛鳥IIは全長241メートル、全幅29・6メートルで総トン数は5万142トン、乗客定員872人の日本を代表するクルーズ客船。豪華な設備と航海中の楽しいイベントで「洋上のオアシス」と呼ばれ人気が高い。今回のツアーは3月22日に名古屋を出発して、横浜、仙台を経て函館から上海に向かい、日本への帰国地が舞鶴。松山、日南を巡ってから名古屋、横浜に帰港する10日間の旅になっている。
この後、4月にはフランス船籍で「美食の豪華客船」と呼ばれる「ロストラル」が来るなど、9月までで既に6隻9回の寄港が予定されている。4月30日には、初めて伊根湾に寄港する船もある。湾の入り口にいかりを下ろし、乗客はボートで上陸して舟屋などを見て回る予定。
クルーズ客船が寄港した際には、オプショナルツアーで中丹地方を含め北部地域を観光して回るのが通例で、毎回大勢の観光客が天橋立などを楽しんでいる。
■府民に船内見学会■
クルーズ客船の船内見学会は、府南部からも応募があるなど毎回人気が高く、昨年は10倍を超す競争率となった回もある。
飛鳥IIの船内見学会は3月27日午後1時30分から1時間ほど。無料。場所は京都舞鶴港西港第2ふ頭(舞鶴市松陰)で、100人を抽選で選ぶ。応募は往復ハガキで、往信裏面に参加者全員(4人まで)の名前、ふりがな、住所、生年月日、電話番号、所属(会社・団体など)を書いて、〒625−8555(住所不要)舞鶴市みなと振興・国際交流課「飛鳥II見学」係へ。今月16日必着。
問い合わせは舞鶴市の同課、電話0773(66)1037か、京都府府民総合案内・相談センター、電話075(411)5000。
写真=3月27日に寄港し、船内見学会がある「飛鳥II」(撮影=中村庸夫さん)
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