「青春時代を思い出しながら一緒に歌おう」と、福知山市駅前町の市民交流プラザふくちやま交流スペースで5日、第11回なつかしの歌声喫茶「歌いま専科」が開かれた。会場を駅の最寄りに変えて、市外の人も足を運びやすくなったこともあり、最多の約170人が訪れた。
歌声喫茶は1950年(昭和25年)ごろから各地で流行した。ロシア民謡やフォークソング、歌謡曲などを客がリクエストし、アコーディオンやギターの伴奏に合わせてみんなで歌う。一体感が生まれ、若者たちは「明日への希望」を膨らませていった。そんな時代を懐かしみ、青春のうたごえ友の会(芦田照男代表)が「あの頃のように楽しく集える場を」と、みんなで歌う機会を企画するようになった。これまでは駅から離れた中ノの市厚生会館の一室で開いていたが、それでも、参加者は多い時で100人余りいた。
今回は会場をJR福知山駅のそばに変え便利になったことで、一段と多くの来場があった。舞鶴市や兵庫県丹波市の近隣から電車でやってくる人もいたという。
リクエストカードに歌いたい曲名を書いてもらい、芦田代表のギターとハーモニカ演奏に合わせて「青い山脈」「今日の日はさようなら」「なごり雪」などをみんなで歌った。3時間30分の間で休憩は10分ほど。唱歌、童謡、フォークソングなど幅広い約50曲が続いた。残ったリクエスト曲は次回に持ち越しとなった。
参加した女性は「きょうは人がすごく多くてびっくりしました」と話していた。
芦田代表は「駅の近くで、音響や座席の準備も時間がさほどかからずありがたい。予想以上に多くの人が来てくれてうれしかった」と喜んでいた。
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