武装工作員の侵入などに備えて、京都府と滋賀県にある自衛隊、警察の共同実動訓練が、福知山市の陸上自衛隊福知山駐屯地で2日にあった。陸上自衛隊第3師団管下の第7普通科連隊(福知山市)と第3戦車大隊(滋賀県高島市)、京都府警と滋賀県警の4者計150人が参加した。
福知山駐屯地での自衛隊と警察との共同訓練は5回目。これまでは陸自7普連と府警で訓練をしていたが、今回は隣接の滋賀からも参加して、府県を超えた実動部隊レベルの連携強化を図った。
警察車両が自衛隊車両を先導する部隊輸送訓練では、設定した府県境で府警と県警の警察官がスムーズに引き継いだ。この後、非公開の合同検問と武装工作員鎮圧の訓練をして4者が連携を深めた。
訓練に臨んだ府警の警察官は「有事がないに越したことはないが、備えておくことは必要。いざというときに顔を知っているか知らないかの差は大きい」と話していた。
写真=府県境で自衛隊車両を先導してきた府警(左)が、県警に引き継ぎ
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