春の始まりとされる「立春」の4日、タケノコの特産地・福知山市報恩寺の竹林でタケノコの試し掘りが行われた。生産農家の一人で、名人の平石幸一さん(78)が掘り役を務め、今季の出来具合を確かめた。土の中からは春の恵みが次々と掘り出され、今年はたくさん上がる「表作」の年でもあり、収量に期待を寄せていた。
午前8時ごろから、フキノトウが出ている竹林で専用の道具・トグワを器用に使い、30分ほどで15本掘り上げた。
長さが約20センチのものもあり、「この時期にこれぐらいのものがあがっていたら、今年はまずまず。えぐみのない、おいしい報恩寺タケノコを今年も味わってもらえます」と、平石さんは顔をほころばせていた。
初出荷は3月下旬になりそうだという。
写真=掘り出したタケノコを見て、今年の収量に期待を寄せる平石さん(4日午前8時25分ごろ)
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