防犯活動は飼い犬との“二人三脚”で−。福知山市上六人部地区の住民たちが、上六わんわんパトロール隊を結成した。犯罪が起きにくい社会づくりを目指し、犬の散歩に合わせて地域の見回りをする。
上六人部駐在所に3年ほど前に設置された府民協働防犯ステーション「上・中六人部地域安全・安心サポートネットワーク」による活動の一環で、同駐在所の飛松努巡査部長や地元の防犯推進委員たちによるアイデア。日常生活の中で無理のない防犯活動をしようと考えた。
結成に向け、昨年10月から募集をかけたところ、35人(飼い犬37匹)が手を挙げた。パトロール隊は、散歩をしながらこれまで以上に周囲に目を配り、様子が普段と違ったり、不審な車や人物を見たりした場合は、すぐに警察に連絡する。
駐在所で24日に結成式があり、パトロール隊員や署員、同地区防犯推進委員ら約50人が集まった。隊員たち一人ひとりが自己紹介をし、それぞれが意気込みを語った後、首に隊員の証しのバンダナを巻いた犬たちが、早速自宅への帰り道でパトロールを実施。活動の第一歩を踏み出した。
隊員となった萩原の大槻喜三郎さん(66)の愛犬・クーちゃん(11)は、シーズーとマルチーズのミックス犬で、人懐っこい。大槻さんは「回覧板でパトロール隊立ち上げの情報を知って、やってみることにしました。散歩しながら防犯に役立ちたい」と話していた。
写真=結成式のあと初のパトロールに出発する隊員たち
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