映画やテレビドラマなどの撮影を府北部に誘致しようと、福知山と舞鶴、京丹後の3市は23日、「北京都ロケーションネットワーク」を設立した。これにより、市の枠を超えて広域的な対応が可能で、ロケーションの幅も広がることから、「誘致の件数が増え、ゆくゆくは観光誘客や地域振興につながれば」と期待している。
福知山市では、市内の魅力的な風景をまとめた「福知山ロケーションガイド」を2013年度に作成。またロケ地情報のポータルサイト「ロケスポット京都」に加盟し、映像制作会社に情報提供するなど、積極的に誘致を進めている。
舞鶴と京丹後の両市も、映画などのロケ誘致や撮影支援をする「ジャパンフィルムコミッション(JFC)」に加盟しており、各市で誘致活動に取り組んできた。
近年では、福知山市はテレビドラマ「濃姫」、舞鶴市は映画「ALWAYS三丁目の夕日'64」、京丹後市は映画「利休にたずねよ」といった作品の撮影支援をしたという。
しかし、映像制作者側から「海と城のシーンを撮影したい」など、1市のみでは対応できない要望もあり、広域的な問い合わせ窓口や支援体制が課題となっていた。
このため、昨年秋ごろに北京都での連携の話が持ち上がり、まず3市で同ネットワークを立ち上げることにした。綾部、宮津両市、与謝野、伊根両町にも、声をかけているという。
主な連携内容は、映像制作会社によるロケーション問い合わせ内容の共有▽共同でのプロモーション活動の実施や情報発信▽映像作品を利用した観光誘客や地域振興の推進などを挙げている。
すでに共同のホームページを作成済みで、今後は東京都で開かれるJFC全国ロケ地フェアや、京都市での京都映画企画市など、各種イベントに参加しPRしていく予定にしている。
写真=3市が共同で作成したホームページ
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