寒さの中で心身を鍛えようと、日本空手協会福知山支部の松濤修心館(河野進一館長)は18日、福知山市大江町二俣の宮川で寒稽古をした。前日から降った雪が積もり、身を切るような寒さの中だったが、参加した子どもたちも、気合のこもった掛け声とともに体を動かした。
5年ほど前から続けており、最近は大寒の近くの日に取り組んでいる。今年も20日の大寒を前に実施し、小学生の女の子ら5人と指導者たちの計11人が参加した。
白い道衣に身を包み、サンダルなどをはいて準備を整え、まずみんなで準備運動をした。「寒い!」と震える子がいると、指導者が一緒に雪投げをして、体を動かし温めるようにしていた。
このあと川の中へ。水に足をつけた直後は、冷たそうにしていた子どもたちも、稽古が始まるとみんなりりしい表情になり、「えいっ!」と大きな声を出しながら、突きを繰り返した。
市のイメージキャラクター・酒呑童子の赤鬼、青鬼も駆けつけ、子どもたちにエールを送っていた。
美河小5年の仲田唯華さんは「冷たかったけれど、去年もやったから大丈夫だった」と笑顔。ほかの女の子たちは「男の子にも負けないという気持ちで、空手を頑張りたい」と元気いっぱいに話していた。
稽古が終わると、保護者たちが手作りしたあつあつの豚汁を食べて、冷えた体を温めていた。
写真=赤鬼、青鬼も応援する中、気合を入れて突きを繰り返した
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