インフルエンザの流行が止まらない。福知山が「警報」レベルに入り、管轄する府中丹西保健所は、外出後の手洗い、他人にうつさないための咳エチケットなどを呼びかけている。
感染症発生動向調査によると、中丹西管内は定点(調査医療機関1カ所あたり)患者報告数が昨年の第49週(12月1日−7日)に、「流行期」の目安とされる1を超える1・60となり、51週(15日−21日)に13・80まで上昇して「注意報」レベルの10を超過。その後、年末年始も拡大し続け、直近の年明け第2週(5日−11日)で33・60となり、「警報」レベルの30を超えた。
府内ではほかに南丹、乙訓、山城北、山城南と京都市内の南区など一部の区が警報レベルとなっており、府全体でも28・26と高い水準になっている。全国平均は33・28。
中丹西保健所は流行前からインフルエンザへの備えを呼びかけてきたが、警報域に入ったことで改めて啓発に注力。手洗いのほか、「症状がある人はマスクを着用し、マスクが無い場合は、手ではなく腕やひじの衣服を口元にあてて飛散を防ぐ『咳エチケット』を心がけて」と呼びかけている。
また、部屋の空気を乾燥させないよう湿度を保つ方法は普及してきたが、「大事な換気が忘れられがち」だとして注意喚起している。
写真=京都府内の地域別流行度
[PR]
株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232
著作権
このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。